Amazon AppFlowでAmazon S3からZendeskへの出力を試してみた

Amazon AppFlowでAmazon S3からZendeskへの出力を試してみた

Clock Icon2021.03.28

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こんにちは、最近Zendeskの機能を調べる機会があったスズです。そんな中、社内でAmazon AppFlowの送信先にZendeskが追加されたということを教えてもらいました。

今回はAmazon AppFlowを使ってAmazon S3からZendeskへの出力を試してみました。

Zendeskとの接続の準備

Amazon AppFlowの接続先として、Zendesk側でOAuthクライアントを準備する必要があります。Zendeskの 管理 -> API -> OAuthクライアント にて新しいOAuthクライアントを追加します。一意のIDリダイレクトURLの設定はAmazon AppFlowのUser Guideの記載のとおりに設定します。

  • Unique identifier: aws_integration_to_Zendesk
  • Redirect URL: https://region.console.aws.amazon.com/appflow/oauth

また、OAuthクライアントを作成した際にシークレットキーが表示されます。シークレットキーはAmazon AppFlowの接続の設定で必要となりますが、再表示できませんのでご注意ください。

Amazon AppFlowの 接続 にZendeskの接続を追加します。

クライアントID にはOAuthクライアントに設定したIDを、 クライアントシークレット にはOAuthクライアントのシークレットキーを設定します。アカウントには接続するZendeskのアカウントを設定します。

Amazon S3の準備

Amazon AppFlowの出力先がZendeskの場合、オブジェクトにTicketまたはUserを選択します。オブジェクトにあわせて、Amazon S3にはZendeskに出力する内容を記載したCSVファイルを用意しておきます。今回用意したファイルは以下の2つとなります。

オブジェクトがTicketの場合

  • ZendeskTicket.csv
subject,comment
困ってます,これこれこうでこうなるので困ってます。

オブジェクトがUserの場合

  • ZendeskUser.csv
name,email,role,tags
ゼットン,[email protected],End-user,test_user

フローの作成と実行

Amazon AppFlowのフローを作成していきます。

フロー名を設定して次へ進みます。

送信元にAmazon S3、送信先にZendeskを設定します。Zendesk接続を選択では先に作成した接続を選択し、オブジェクトにはUserまたはTicketを選択します。

今回はフローを手動で実行しますので、フロートリガーにはオンデマンドで実行を選択して次へ進みます。

マッピング方法は手動でフィールドをマッピングするを選択し、Amazon S3にあるCSVファイルのデータのフィールドをZendeskのフィールドにマッピングしていきます。

マッピングは以下の通り行いました。

オブジェクトがTicketの場合

送信元フィールド名 送信先フィールド名
subject Subject
comment Comment

オブジェクトがUserの場合

送信元フィールド名 送信先フィールド名
name Name
email Email
role Role
tags Tags

設定内容を確認してフローを作成すると、 正常に作成されました というメッセージが表示されました。

フローを実行をクリックして、フローを実行します。 正常に実行を完了しました というメッセージが表示されました。

Zendeskへの出力結果

フローの実行後、Zendeskを確認してみます。オブジェクトにTicketを選択したフローを実行した場合は、チケットが起票されています。

オブジェクトにUserを選択したフローを実行した場合は、新しいユーザーが作成されています。

最後に

Amazon AppFlowを使ってAmazon S3からZendeskへの出力を試してみました。

参考サイト

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